再診の方へFor returning patients
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歯が痛いという場合、主に虫歯になっているケースが多いです。
しかし他にも、歯ぎしりが強く出たり、食いしばりが激しい場合に歯が痛くなることもあります。
治療が遅くなると治りにくくなってしまったり、治療費がかさんでしまったり良いことがありません。
可能な限り早めに、歯科クリニックへ受診しましょう。
歯が痛い場合には、まず何が原因かを突き止めるため、検査をしたりレントゲンを撮ったりしていきます。
そして、その原因や状況に応じた治療を行います。
虫歯の治療に痛そう、怖いというイメージをお持ちの方は少なくないと思います。
きむら歯科クリニックでは、痛みを最小限に抑え、みなさまに安心して治療を受けて頂けるよう、下記のような工夫をしています。
麻酔の注射をする前に、ゼリー状の麻酔薬を塗ります。
そうすることにより、針のチクっとした痛みを和らげることができます。
一般的に使用されている注射針よりも細い、 33G (外形 0.26mm )の針を使用し、麻酔時の痛みを軽減します。
また 、虫歯はごく初期段階のもの以外は自然治癒が難しくなっています。
そのため、少しでも違和感を覚えたら、お早めに相談に来てください。
できるだけ早期発見ができるように定期的に検診に来ていただくこともお勧めしています。
歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これが虫歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作ります。
歯みがきをしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのに虫歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。
歯の表面はエナメル質で覆われており、虫歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質が虫歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。虫歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。
エナメル質の内側には象牙質がありますが、虫歯が象牙質まで進むと虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄があります。虫歯がさらに進行して歯の神経まで虫歯菌に感染してしまうと歯髄炎となり、歯がひどく痛みだします。こうなると、虫歯になった部分の歯を削るだけでなく、歯髄まで取らなくてはなりません。この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。
虫歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根まで虫歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症し腫れてきます。ここまで進むと歯を抜かざるをえなくなる場合が多くなります。
できる限り、痛みの少ない治療を心掛けています。
初期の虫歯であれば治療回数も少なく済みます。
また、進行してしまっていても患者さまと相談しながら状態を善くする治療に努めます。
院長・歯科医師 木村 健広(きむら たけひろ)